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やさしい介護学

12年間の介護職体験談を思いのままに綴ります。

3大介護とは?

     色々体験できた1週間

 全くの未経験から介護の仕事を始め、見たことも聞いたこともない体験をすることで、一時はどうなるかと思いましたが、先輩介護士にやさしく?導いてもらいながら、何とか1週間勤めることができました。

 

 たかだか1週間と思う方もいると思いますが、やっぱり最初の1週間の壁ってあるんですね!ま~、初日に絶対1年は辞めないと心に誓ったので、根性でもやり続けるという選択しかなかったのですが・・・(笑)で、簡単に1週間学んだ事をまとめてみたいと思います。

 

     食事介助

 入院している患者さんの一番の楽しみが、【食事】という方は少なくありません。入院中にできることは限られている上、身体に障害のある方や、病気の治療中で無理な動きが出来ないため、ベッド上で1日を過ごされる方も多く、3度の食事を待ち望まれている方が多くいました。また、逆に全く食事の意欲を失っている方も見受けられました。

 

 そこで我々スタッフが意識して行っていたことは、

①楽しく食事をしていただく。

②食べやすい環境を整える。

③安全に食事をすることができる。

 1人で食事できる方は、配膳と下膳のお手伝いをするだけですが、自分で食べることが困難な方に対しては、患者さんの身体機能や意識状態に合わせて、箸や器などの食器を福祉用具に変えたり、食べやすいように姿勢を整えたり、援助することが必要になってきます。

 

 また、食事の形状も、誤嚥(喉詰め)しないように、白米をおかゆに変更したり、おかずを小さく刻んだものにしたり、固形物を一切排除したソフト食やペースト食などを提供することもあります。

 

 また、治療食といって、患者さんの病状に合わせたメニューもあります。例えば、心臓食、腎臓食、糖尿病食、減塩食などです。

 

 一番大切なことは、患者さんの能力や病状に合わせて、なるべく快適に食べてもらうことだと感じました。

 

     入浴介助

  当施設では、患者さんの身体機能に合わせて、機械浴(中間浴・車椅子に座った状態で入るもの)、特殊浴寝台浴、寝たきりの方がストレッチャータイプのものに寝たまま入るもの)の2種類の機械を使って、週2回行います。

 

 入浴の目的をざっくり大きく3つのまとめると、

①清潔を維持する。

②リラックス効果が得られる。

③全身の状態を観察できる。

 とりわけ、寝たきりの方や、ベッド上で多くの時間を過ごされる方は、全身が凝り固まっている方が多いため、入浴することで、皮膚の毛細血管が広がり、血流の改善が期待できます。また、肩こりや腰痛などの痛みを和らげたり、筋肉の柔軟性を高める効果も期待できます。 

 

 最も注意しなければいけない点は、【浴室の事故】です。たぶん一番多いのではないでしょうか?転倒、転落、溺れなど、安全面に留意しながら介助する必要があります。

 

 特に足元が滑りやすくなっていたり、長時間の介助になると、室内の蒸し暑い温度の影響で、頭がボ~っとする時があるので、介助者自身の健康状態も客観的に観察する必要があると感じました。

 

     排泄介助

 一番多くの時間を費やすのが、排泄介助でした。定期的なおむつ交換に加え、排泄の要求かあるたびに、トイレ誘導やおむつ交換をする必要があります。

 

 トイレ誘導をして排泄できる方は、なるべく自立した排泄ができるように援助する必要がありますし、おむつ交換の訴えがある方は、長時間濡れたままの状態でいると、不快な上に、オムツかぶれの原因になるため、なるべく迅速に対応する必要があります。

 

 また、オムツを装着していることにプライドが傷ついている方もいますので、言葉がけやお気持ちを汲み取るといった配慮が必要になります。

 

     まとめ

 確かに、この1週間は3大介護のために働いているような気がしました。何もわからないまま、先輩介護士の後を追い、見よう見まねで患者さんお援助や介助を行い、あっというまに時間が経ったといった感じがします。わからないことだらけの1週間でしたが、明日からもめげずに頑張ろうと、心に誓ったのでした。