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やさしい介護学

12年間の介護職体験談を思いのままに綴ります。

ホームヘルパー2級を受講する

学校探し

 誤嚥(喉詰め)事故をきっかけに、ホームヘルパー2級講座 ※1 を受講することに決めました。理由は患者さんに対して、検査や処置が必要になるほどの事故や最悪死亡するようなことが起きた時に、介護職未経験という理由は通用しないと痛感したからです。

※1 現在、ホームヘルパー2級という名称はなく、2013年4月より介護職員初任者研修という名称に変わっています。研修時間は長くなっているようですが、内容はそれほど変わっていないようです。)

 

 まず、どこの学校にしようか考えました。職場の先輩に相談すると、近くに週1回通学すると、3か月で資格を取得できる学校があるという情報を聞き、早速TELし、その日に申し込みました。

 

 カリキュラムの内容は、

①自宅学習

②実技スクーリング

③実習

④学科レポート

の流れになります。受講費用は、約10万円。当時は失業期間が長かったこともあり、貯金がほとんどなかったため、10万の出費はかなり厳しかったですが、患者さんの命には代えられません。自分の知識不足が原因で、事故が起きてしまうことだけは、避けたかったので・・・。それでは、カリキュラムの内容を、順を追って、説明しますね。

 

①自宅学習

テキスト学習は、基本的に自宅学習となります。大きく分けて3つになります。

ホームヘルプサービス(介護の理念と社会的役割)の基本

自立支援(介護技術の基礎と実践)の方法

利用者を支えるしくみ(介護保険社会福祉の制度)

となります。基本とはいえ、かなり幅広い内容になっています。

 

 では、そもそも福祉サービス、ケアサービスとは何か?ということを学びます。強引にまとめると、サービスを提供する介護職の目標は、利用者の自己実現を可能にすることであり、利用者自身が今抱えている問題を認識し、その問題を解決することへの支援、援助を行い、またその方法について考え、学ぶことが大切である、とされています。

 

 そのためには、介護や看護に関する法律、介護に関わる医療知識、高齢者や高齢化の特徴、病気の知識、認知症に関する知識、障害を持った時の利用者の気持ち、感染予防、終末期(ターミナルケア)の考え方 などなど、介護職をするうえで、最低限知っておいた方が良いと思えることがたくさん書かれています。

 

 では、自立支援がメインになっており、利用者ができないことを援助するための介護技術を中心に学びます。ただし、利用者が【できること】【できないこと】【時間をかけて努力すればできること】の見極めが大切であり、できることを率先して介助してしまうと、利用者の残存能力や意欲が低下してしまう可能性があるため、注意する必要があります。

 そのためには、患者さんや利用者さんの病状やADL(日常生活動作)をしっかり把握することが大切になってきます。

 

 具体的な支援内容は、寝具の整え方、身体の清拭、車椅子の移乗介助、歩行介助、衣服着脱の介助、入浴介助、排泄介助、口腔ケア、食事介助、レクリエーションなどを学びます。また、褥瘡(床ずれ)予防のための寝具の取り扱い方法や、体位変換※2 の方法を学びます。

※2同じところに、長時間の皮膚の圧迫を避けるために、仰向け、右向き、左向きと身体の向きを変えます。一般的に2時間おきに体位を変換します。

 

 長寿・高齢化が進み、それに伴って認知症や寝たきりなど介護を必要としている方が増え続けています。現状と今後の状況を理解し、スムーズに介護制度を利用できるように、介護保険や福祉制度を学ぶことを目的としています。

 

 この項で特に問題視されていることは、日本の高齢化率と平均寿命の伸長が著しいということです。65歳以上の人口が7%を超えると高齢化社会14%を超えると【高齢社会】になり、21%を超えると【超高齢社会】となります。現在は25%を超えていますので、超高齢社会に突入したことになります。また、2035年には33%になると予想されており、【3人に1人が高齢者】となります。